20代の男性が薄毛・抜け毛になってしまう9つの原因とは?

薄毛や抜け毛というと、中年男性の悩みと思っている方も多いのではないでしょうか。しかしながら、薄毛や抜け毛というのは若い方にも大いに関係のあるものです。実際に、最近では20代の男性で薄毛や抜け毛に悩まされている方も多くなっているのです。ここでは、20代の男性が薄毛や抜け毛になってしまう原因についてお話ししていきましょう。

原因1:AGA(男性型脱毛症)

20代男性の薄毛や抜け毛の原因として、まず挙げられるのがAGA(男性型脱毛症)と呼ばれるものです。AGA(男性型脱毛症)については、テレビのコマーシャルなどで知っているという方も多いのではないでしょうか。

AGA(男性型脱毛症)というのは、男性ホルモンによって起こるとされている脱毛症です。おでこの生え際や頭頂部からどんどん髪の毛が薄くなっていって、抜け毛や薄毛が目立っていくというものになります。

AGA(男性型脱毛症)が原因の場合、抜け毛や薄毛というのはどんどん進行していくことになります。そのため、AGA(男性型脱毛症)が原因で抜け毛や薄毛が起こっている場合には、治療や対策をおこなっていく必要があります。基本的に放置すれば進行していくのみと思っておいたほうがいいでしょう。

原因2:ストレス

今の時代、「ストレス社会」という言葉が当たり前になりましたし、その言葉がぴったりの世の中になってしまいました。そのため、大きなストレスを抱えながら日々の生活を送っている方も多いことでしょう。しかしながら、このストレスも薄毛や抜け毛の原因となってしまいます。

特に、20代というのはストレスを感じやすい時期です。学生から社会人へと変化する時期でもありますし、慣れない社会人生活の中でストレスをためこんでしまう方も多いでしょう。社会人生活が落ち着いてきたら、今度は結婚・・・と本当に休む間もなく、次から次へと人生における大きなイベントがやってくるのです。ちなみに、結婚というとストレスとは無縁の幸せなものと持っているかもしれませんが、どんなにそれが幸せな結婚であろうと人間にとって結婚という大きなイベントはストレスになってしまうものなのです。

「ストレスは万病のもと」とよく言われるものですが、実際に目には見えないくせに体には確実に影響を与えるという厄介なものです。ストレスによって自律神経のバランスが乱れてしまうと、体の血流が悪化してしまいます。血液というのは、全身の細胞に栄養を届けるためのものでもあります。実際に、髪の毛は血液から栄養を運んでもらって、その栄養で成長していくのです。血流が悪化してしまうと、髪の毛にとって必要な栄養素が行き渡らなくなりますので、当然髪の毛も健康的には育たなくなってしまいます。その結果、抜け毛や薄毛となってしまうわけです。

また、髪の毛にとって亜鉛が重要な栄養素であるということはご存知かと思いますが、ストレスによってこの亜鉛も消費されてしまいます。つまり、本来であれば髪の毛に使われるはずだった亜鉛がストレスによって無駄に消費されてしまうのです。これも抜け毛や薄毛につながってきます。

原因3:睡眠不足

20代の頃というのは、結構な無茶をしがちです。飲み会でオールをするようなこともあるでしょう。夜遅くまで仕事をし、夜遅くまで飲み歩き・・・といった生活の中で睡眠不足になってしまう方も少なくありません。

飲酒や喫煙デビューする人もいるでしょうし、夜遅くまで帰らない、または仕事で遅くまで帰れないという人もいるでしょう。睡眠不足というのは本当に百害あって一利なしで、これも薄毛や抜け毛の原因になってしまいます。

自律神経やホルモンバランスを乱されるようになり、交感神経が刺激され血管が萎縮してしまいます。髪の毛というのは血液から成長のための栄養を受け取っていますので、血管が委縮してしまえば受け取る栄養も足りなくなってしまいますし、そもそも十分な血液が行き渡らくなってしまいます。

原因4:乱れた食生活

ファーストフード店やコンビニエンスストアなどでお手軽に食事を楽しめるようになった今の時代ですが、食べ物自体は豊富にあっても、栄養バランスが取れているかというと微妙なところです。実際に1日3回の食事をしていても、十分な栄養素を摂取できていないということもあるのです。栄養バランスの取れていない食事を続ければ、当然健康を害してしまうものです。その中で、抜け毛や薄毛といったものが出てくるのです。

外食やインスタント食品、脂っこいもの・・・どれも魅力的ですが、体にも髪の毛にもよくありません。皮脂の量が増えて毛穴がつまってしまうと、頭皮環境も悪化していきますので、より髪の毛が抜けやすい状況になってしまいます。また、胃腸の働きも鈍くなってしまいますので、すでに栄養素が足りていない状態にも関わらず、さらにそこから栄養素が吸収されにくくなってしまうのです。コレステロールや中性脂肪も増えていきますし、こういったものが増えていくと血管がもろくなってしまいますし、そもそもの血行も悪くなってしまいます。血行が悪くなると、髪の毛に栄養が行き渡らなくなりますので、髪の毛が育ちませんし、すでに生えている髪の毛も弱々しく抜けやすくなってしまうのです。

付き合いもあるでしょうから毎日健康的な食事をするというのは難しいかもしれませんが、栄養バランスを意識した健康的な食事を心がけるようにしていきましょう。食事だけでは不安ということであれば、サプリメントなどを取り入れるのもひとつの方法です。

原因5:アルコール

20歳になると、それが義務であるかのようにアルコールを飲む方が多くなります。アルコール自体にはそこまで興味がないものの、なんとなく流れで飲んでいるという方も多いのではないでしょうか。20代男性ともなると、仲間同士での飲み会というものもあるでしょうし、仕事での付き合いというのも出てきます。つまり、アルコールを摂取する機会がぐっと多くなるのです。

基本的に、人間の体というのは入ってきたアルコールを分解するようにできているものです。しかしながら、体に入ってきたアルコールを分解する能力にも限界があります。この能力の限界を超えるようなアルコールの摂取というのは、当然体にも髪の毛にも悪影響を及ぼすものです。

アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに分解されるのですが、このアセトアルデヒドをさらに解毒する必要があります。アセトアルデヒドを解毒するためには、システインなどの成分が消費されるのですが、このシステインも髪の毛にとっては必要な栄養素です。つまり、本来であれば髪の毛に使われるはずだったシステインがアルコールを摂取することによって、余計なところで消費されてしまうのです。

アルコール自体が悪いとは言いません。少量であれば、むしろ健康にいいという話もあるくらいです。しかしながら、毎日浴びるように飲むといった摂取の仕方は絶対にいけないのです。アルコールも薄毛や抜け毛の原因となるのです。実際に、アルコールで髪の毛を駄目にしてしまった男性も数多く存在しています。

原因6:喫煙

20代男性でタバコを吸っている方も多いのではないでしょうか。タバコが体に悪いというのは、誰もが知っている事実です。しかしながら、体に悪いとわかっていてもやめられないというのがタバコでもあります。このタバコも抜け毛や薄毛の原因となります。薄毛や抜け毛になりたくないのであれば、今すぐにでも禁煙を目指していきましょう。

タバコにはニコチンが含まれています。このニコチンは、血管を収縮させてしまうものです。血管が収縮してしまえば、当然血流は悪化してしまいます。これによって、本来であれば髪の毛に行き渡るはずだった栄養素が行き渡らずに、髪の毛も育たなくなってしまうのです。もちろん、すでに生えている髪の毛も弱々しくなり、抜け毛や薄毛を助長してしまいます。

また、ニコチンはビタミンCを壊し、ビタミンEの吸収を阻害するといわれています。ビタミンCもビタミンEも間違いなく、人間の健康のためには必要となってくる栄養素です。もちろん、髪の毛にも必要な栄養素です。もともと現代人はビタミンが不足しがちだと言われています。不足しがちなビタミンをあえて壊し、吸収の阻害をするというのですから、タバコというのは人間にとって本当に何のメリットもないのです。抜け毛や薄毛の原因となって当たり前といっても過言ではありません。

原因7:遺伝

抜け毛や薄毛が遺伝するという話は、誰もが一度は見聞きしたことのあるものなのではないでしょうか。実際に、ご家族を見て「見るからに遺伝だなぁ・・・」を感じたことのある方もいることでしょう。一般的に、父親が薄毛や抜け毛で悩んでいると、それが息子に遺伝すると考えられています。実際に、そう思い込んでいる男性も多いことでしょう。父親の頭を見て、いろいろと思い悩むこともあったかもしれません。

しかしながら、実際に薄毛や抜け毛の遺伝というのは、母親のほうから受け継ぐといわれています。つまり、気にするのは父親の頭ではなく、母親のほうの家系なのです。もちろん、父親からの遺伝がまったくないというわけではありません。父親と母親の両方から遺伝するということもあります。

どちらにせよ、身内に薄毛や抜け毛で悩んでいる方がいる場合には、その可能性があると思っておいたほうがいいでしょう。薄毛や抜け毛になるものとして、日ごろから生活習慣やヘアケアに力を入れておけばいいのです。

ちなみに、最初に薄毛や抜け毛の原因として挙げたAGA(男性型脱毛症)も遺伝しやすいといわれています。こういったところも含めて、遺伝を警戒しておきましょう。基本的に遺伝の場合には、生まれ持ったものということになりますので、なるときにはなると覚悟を決めていたほうがいいかもしれません。

原因8:間違ったヘアケア

これは20代男性に限ったことではないのですが、正しいヘアケアを実践できている方というのはほとんどいません。逆に言ってしまえば、大半の方が間違ったヘアケアをしているのです。当然、この間違ったヘアケアは頭皮環境を悪化させてしまうだけですので、薄毛や抜け毛の原因となります。

薄毛や抜け毛に悩んでいる方の多くは、シャンプーにかなりの力を入れるものです。頭皮環境を綺麗にするためということで、1日に何度もシャンプーをしている方も多いのではないでしょうか。しかしながら、基本的にシャンプーは1日1回です。それ以上シャンプーをしてしまうと、本来必要な皮脂まで洗い流してしまいますし、それによって頭皮の乾燥が起こってしまいます。

また、合わないシャンプーを使い続けている方も少なくありません。頭皮が赤くなっていたり、フケが出ていたり、かゆみを感じたりするのであれば、そのシャンプーの使用は中止しましょう。合わないシャンプーを使い続けることによって、頭皮トラブルが起こってしまい、そこからさらに薄毛や抜け毛が進行してしまうこともあるのです。

あとは、強い力でのマッサージもNGです。頭皮をいためるだけですし、力を入れることによってこれから育っていくはずだった髪の毛も抜けてしまいます。とにかく髪の毛にも頭皮にも優しく接していくということが重要なのです。

原因9:過度なパーマやカラーリング

20代男性ということであれば、お洒落をしたい盛りです。パーマだってかけたいでしょうし、カラーリングだって楽しみたいでしょう。しかしながら、パーマやカラーリングでは非常に強い薬剤を使うことになります。あの独特なにおいから、刺激があるものであるということはお分かりでしょう。

頭皮に傷などがあれば、薬剤がかなりしみるはずです。しっかりと間隔をあけてのパーマやカラーリングであればまだマシなのですが、間隔をあけることなくしょっちゅうパーマやカラーリングをしていれば、髪の毛も頭皮もどんどん傷んでいきます。

頭皮というのは髪の毛にとっての畑ですから、そこにダメージがあれば健康的な髪の毛というのは当然生えてきません。しかも、パーマやカラーリングの薬剤というのは思っている以上に頭皮から中へと浸透しているものです。もし、本当に薄毛や抜け毛を避けたい、改善したいと思うのであれば、パーマやカラーリングそのものをやめてしまったほうがいいでしょう。

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